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泥棒とウソだらけの日本軍
 ● 毎日新聞より (July 1, 2008) ●

日米共同演習のデータを保存したUSBメモリー(記憶媒体)の紛失問題で、陸上自衛隊中部方面総監部(兵庫県伊丹市)調査部の1曹が職場に放置したメモリーを、同じ調査部の1尉が盗んで捨てていたことが分かった。同時に現金2000円や航空会社の株主優待券(1万円相当)が盗まれたが、中部方面総監部は昨年5月、メモリー窃盗の事実だけを隠して発表していた。情報操作とも言える隠ぺい工作が浮かんだ。

 中部方面総監部は昨年5月24日、同僚の机の中から現金
2000円と航空会社の株主優待券を盗んだとして、
1尉(当時33歳)を停職60日の懲戒処分にしたと発表した。
この際
▽制服のまま行方不明になり2日間無断欠勤した
▽辞職願を提出した(受理され後に依願退職)
▽窃盗容疑で神戸地検伊丹支部に書類送検したが起訴猶予
処分になった

・・ ことなども公表したが、メモリー盗難は伏せた。

 日米共同方面隊指揮所演習(昨年2月8日~16日)の部隊
配置図などが保存されているメモリーは昨年2月、調査部2佐
が借りだし、1曹に使用させていた。1曹が作業を終え同14日
机上に放置して帰宅した後、紛失した。中部方面総監部も
当初は紛失事案として扱い、昨年3月23日、2佐を戒告、
1曹を訓戒処分にした。

 ところが、昨年4月、行方不明になっていた1尉が、
宝塚市のホテルで薬を飲んで自殺を図っているのが見つかり、
救命後、中部方面総監部の調べに「メモリーを盗み廃棄した」
と認めた。
このため警務隊が昨年4月14日、1尉を窃盗容疑で逮捕した。

 石破茂防衛相は1日の閣議後会見で、メモリー紛失の非公表
について「第三者が検索して情報漏えいの範囲が拡大する
恐れがあるため」と正当性を強調した。
一方で大臣直轄の監察組織「防衛監察本部」が調査中で
あることも明らかにした。
by fighter_eiji | 2008-11-13 12:58
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