小学生の頃、家の前でひき逃げ事故があった。
雨の夜だった。
亡くなったのはおばあさん。
翌日ふたりの刑事が家に来た。
玄関を開けた途端に、勝手に座敷に上がって
タバコを吸い始めた。
灰皿も出してないのに。
お茶を出しても 「 ありがとう 」 なんて言わない。
雨の中、どんどん飛ばして来る車にひかれる
危険を冒しておばあさんを抱き上げたうちの
親父をこのふたりの刑事は犯人だと疑っていた。
脱ぎっぱなしのクツはひとつが横に倒れて、
他の3つはあらゆる方向を向いていた。
こんなバカども見たことない。
ひき逃げ犯人と同時に彼らを 「 茶飲み逃げ 」 犯として
逮捕すべき。
○● 読者から ○●
彼らに人間の心はないですね。