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ホロコーストの否定
カナダに住んでいたエルンスト・ツンデルという男は、
国外追放処分になった。
ナチスによる 「 ホロコースト (虐殺)」 はなかったなどと
発言していたから。

祖国のドイツに帰ると、すぐに逮捕された。
ヒトラーのことを 「 立派な人 」 と書いていたから。
それはドイツでは犯罪。

きょうは、アルゼンチンに住んでいる司祭、
リチャード・ウィリアムスンが国外追放され、
祖国イギリスに向かった。
やはりホロコーストを否定していたから。
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1930-1940年代に日本がやったことで
同じ処置をしたなら、日本国民の大多数は
国外追放になり、大勢が逮捕される。
旅行会社と刑務所は繁盛する。
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まあ、そういうことは現実にはならないけど、
海外の賢い人は、心の中で日本人の常識のなさを
見放し、「 追放 」 している。
お金の面では仲間入りし、みんな寿司を食べているけど、
人権や常識の世界では仲間はずれ。

その割には、あまりガンガン言われないのは、
幸か不幸か、日本が島国で世界から隔離されているから。

実はけっこう言われているけど、日本の政府とメディアが
それを伝えない。

ヨーロッパみたいに国境を接していたら、ひとたまりもない。
まわりがただじゃおかない。

  ===

多くの日本人が戦後のことを話す時に
「 戦争に負けてから・・」 と前置きする。
ドイツ人やイタリア人がそう言ったら、
その人は社会から疎外され、犯罪者的に罰を受けるだろう。
「 戦争が終わってから・・」 というのが世界の普通の人。

勝った方でさえ 「 戦争に勝ってから 」 なんて言わない。
アメリカ人もイギリス人も 「 戦争が終わって / War is over 」

日本だけが今だに 「 負けた 」 と言い、その言い方の元に
なっているのは 「 勝てば良かったのに 」 という気持ち。
優しい顔をしたおばあさんも、常識がありそうな紳士でも
へっちゃらでそう言う。
海外の人が 「 終わった 」 と言う時の嬉しい表情は、
日本人にはまったくなく 「 負けた 」 と言う時には、
目線は下へ向くか、遠くを悲しげに見つめる。

通り魔よりも、強盗よりも、台風よりも、もっともっと恐ろしいこと。
by fighter_eiji | 2009-02-26 01:43
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