子供たちへ :
原爆の日や、沖縄の日や、人が手を合わせる日がある。
日本人は 「 日本人のため 」 には、よく心を込める。
外国の
「 フランス革命の日 」「 ゲティスバーグの日 」
「 ミュンヘン・オリンピック選手村の日 」
「 ノルマンディ上陸の日 」
「 アンネ・フランクの日 」「 ガンディの日 」「 キング牧師の日 」
「 ジャンヌ・ダルクの日 」「 捕虜収容所での虐殺の日々 」
「 学校に爆弾が落とされた日々 」
「 村々が焼かれた日々 」
には、手を合わせない。
神戸地震の日には祈るけど、サンフランシスコやトルコや
イランや四川地震の日に祈る人は見たことがない。
エイジは、祈る時は、世界の人のために祈る。
世界中で戦争がある今、毎日が 「 人が死んだ日 」
イラクでもアフガニスタンでもアイルランドでも
スリランカでもパキスタンでも毎日のように人が死ぬ。
戦争以外にも、事故や災害や殺人がある。
世界の人のために手を合わせる。
みんな家族だから。
そして、毎日が悲しい日だから。