子供たちへ :
ある内科医のおばあさんは、80才くらい。
年齢は、問題じゃなくて、先に亡くなった彼女の夫が
医者を開業したわけだけど、ただ手伝ってただけの
はずの奥さんがいつの間にか医者に。
正式の医者かどうか・・・ しゃべる内容は、ハチャメチャで
コロコロ変わる。
今、その息子(45才くらい)が同じ場所で医者になった。
手首、首にゴールドの輪っかを巻いていて、パーマ頭で
ズボンのおしりのポケットには、趣味の悪い刺繍がして
あって、指輪をふたつ、みっつつけてて、夜の飲み屋を
歩きタバコでふらついている。
近いうち、彼の息子もそこで医者になるのは、まちがいない。