大川小学校
  <震災>児童68人死亡、不備認める 大川小
     2011年6月4日  毎日新聞

 津波で全校児童108人中68人が死亡、6人が行方不明となっている石巻市立大川小学校の保護者説明会。
市教委側は、過去に津波が同小に到達したことはなく想定外だったとし、同小の避難場所が決まっていないなど避難のマニュアルに不備があったことを認めた。
だが謝罪はなく、70人の保護者は「がっかりした」。

 児童24人と教員らから聞き取り、経緯を調査。
避難を始めたのは地震から40分後の午後3時25分で、
津波到達はその約10分後だった。

 市教委は、避難が遅れた理由を▽迎えに来た保護者への児童の引き渡し▽小学校に避難してきた地域住民への対応▽避難場所の選定−−などに手間取ったためと説明。また、裏山へ避難しなかったのは「地震による倒木の恐れがある」との意見が出たためとした。お盆までをめどに、被災現場近くに慰霊碑を建立することも明らかにした。

 多数の犠牲者が出たことに対して、亀山紘市長や市教委側から「重く受け止める」などの言葉はあったものの、明確な謝罪はなかった。

 長女の小晴さん(当時6年)が行方不明のままの平塚なおみさん(37)は「親身に受け止めてくれた感じがしなかった。保護者側の思いとかみ合わず、がっかりした」と残念がった。
愛香さん(同6年)と悠登君(同2年)を亡くした加納美雄さん(36)は「これ以上やっても子供たちは帰ってこない。児童全員を助けようとした先生まで責めることにならないか」と複雑な胸中を語った。【須藤唯哉、津久井達、百武信幸】
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by fighter_eiji | 2011-06-05 12:02 | Children’s Times
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