福島原発カメラ謎の「指さし作業員」現れ、
作業実態を暴露
2011年9月9日 J Cast News
原発の監視カメラに、防護服を着た
作業員が、レンズを指さし、激しく叫んだ。
2011年8月28日。いったい男は何をしようとしたのか。
9月8日昼、それは自分だと名乗る人物が現れ、
経緯と、狙いが長文で綴られていた。
「カメラに向かって指差しした者ですが、」
と書き、3つのリンクを置いた。
全て自分の単独行動であり、所属していた
会社への制裁はやめてほしいと訴え。
作業員は低賃金、保険未加入、といった不当な
雇用条件の元で働かされ、睡眠時間が1、2時間と
いう人もいて重大な事故につながりかねない。
また、都合の悪いことは隠され上に報告されている。
毎日の健康状態を規定の用紙に記入提出する際、
睡眠時間を4時間と記入したが、6時間に書き換えられた。
現場には、子供達による応援メッセージ、色紙や旗が、
千羽鶴がたくさん飾られているが、それが
「残酷な自己犠牲を強いる声」になってしまう、とも指摘。
ネットでは、
「とにかく現場作業員には相応の報酬と
生涯生活保障と名誉を国が担保してやれ」
「原発で働いた記録が残らないんだったら、労働者に
深刻な健康被害が出ても東電は隠蔽出来る」
などといった書き込みも。