● 読者から ●
エイジさん、アマゾンにもう書評が載っていましたね。
ご覧になっているかも知れませんが念のために
メールします
(以下、書評)
ひょんなことからこの作品を読む
チャンスを得たので感想を書きたい。
大川ジムというボクシングジムでトレーナーを
してきた著者の目線から描くボクサー達の
熱い戦いのストーリー。
読んでいる内にどんどん引き込まれてしまう
その内容は、著者のボクサー達を見つめる暖かい
眼差しとボクシングという競技への限りない愛情と
尊敬の念が反映されているように思えた。
ボクシングを通して描かれた人間模様だが、
そのテーマは誰もが共感できるユニバーサルな
内容となっているため、ボクシングの知識のない
自分でも簡単にストーリーに入り込む事ができた。
(さらに著者の解説が絶妙!)
人間が人生と言うものに対峙した時にありと
あらゆる選択肢がある中で、なぜ特定の選択を
するのかということが書かれている気がした。
数々のチャンピョンを育てる為に外国行きの
飛行機のチケットを何度もゴミ箱に捨てた
エピソードはその際たるものであるようでならない。
昨今の日本のメディアで扱われるボクシングという
競技の印象がいかに安っぽいものなのかを実感させられた。
偶然この本に出合えた事を心から感謝したい。
(もちろん、 日本のボクシングの歴史に
詳しい人にとっては、更に読み応えのある
内容であることは間違いない)