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少年の使命
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10才の頃、自転車を盗まれたひ弱な少年。
強くなろうとボクシングを始めた。
ローマオリンピックで優勝。
でも「黒んぼ(=差別用語)に食わせるものはねぇ」と食堂で言われた。
「差別と闘い、偏見(へんけん)をなくさないと意味がない」と考えた青年は栄光の金メダルを川に投げ捨てた。
プロボクサーになって、チャンピオンに輝いた。
ベトナム戦争に行けと命令されたが「人は殺さない」と拒否したら、
ボクシングベルトを取り上げられた。
ボクシングライセンスも奪われた。
4年後にリングに戻り、またチャンピオンになった。
誰も予想できなかった奇跡的返り咲きは意志の勝利だった。
「差別はいけない」「すべては可能」ということを世界に知らせ、多くの人を勇気づけた。自分の体はボロボロになっていた。
1996年アトランタオリンピックでこのボクサーは聖火台に点灯。オリンピック委員会は人種差別と闘ったファイターに再度、特別金メダルを贈った。

それがモハメド・アリ。
by fighter_eiji | 2007-10-23 08:45
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