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ゼロゼロ・オバサン
電車でひとつだけ空いていた席をとるために、自分の手提げ荷物を、遠くから投げたおばさんがいた。
その席に、小走りに向かってきた別のおばさんが座りかけていたけど、その荷物は、彼女の目の前をハヤブサのように、空気を切って飛んで来た。
茫然と立ちつくしたそのおばさんをチラリとも見ずに、袋を投げたおばさんが3秒後に到着し、ドカッと腰をおろした。

時々思うが、スパイとか特殊任務はジェームス・ボンドよりも、おばさんに託した方がいいかも。
彼女らは、目的達成のためには、どんな手段でも使うから。 冷酷非情に。
by fighter_eiji | 2008-01-25 20:18
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