「 吉川さんの [ School Times ] 見ました。 私もアンネ・フランクの家に行って、あの窓から外を眺めて、" この窓からアンネは外を見ていたのね " って思いました 」
・・ と話す、しず子さんは、IT 企業に勤める。
「 フランソワーズ・サガンの小説が大好きで、よく読みました 」
「 サガンの [ 1本のペンと勇気があれば・・ ] という言葉も好きです 」
「 いつかは、自分で文章も書きたい 」 と、夢を忘れない。
「 同じ文章でも、会社の会議の書類に出てくる文章はつまらないですね 」 と、私。
「 あ、私、それ毎日作ってます 」 と、しず子さん。
私 「 じゃあ、これから、もっと本当の文章を書き始めましょう 」
しず子さん 「 はい。 そう言えば、忙しくて日記もストップしてしまっているし。 やりたいことがたくさんあるのに 」
彼女が 「 ペンと勇気 」 をとる日は近い。
サガンも 「 ペンと勇気 」 で闘った。 ナチスドイツを相手に。
1979年、カンヌ映画祭の審査委員長を務めたサガンは 「 映画祭の実行委員会から圧力がかかっている。 今年のグランプリ作品 『 地獄の黙示録 』 は本当の選択ではない 」 と発言。
さすが。
勇気は人をまっすぐにする。
ペンは心を世界に伝える。