バート・ランカスター
マレーネ・ディートリッヒ
スペンサー・トレーシー
モンゴメリー・クリフト
マキシミリアン・シェル
ジュディ・ガーランド
リチャード・ウィドマーク
ウィリアム・シャトナー
・・・ 大スターが、1961年、ある映画に集まった。
お金は普段の出演料の5分の1ほどしかもらわないけれど。
どの役も、イヤな役、難しい役、苦しい役、
イメージダウンの役だけど。
「 この映画は作られなければいけない 」 し、
「 この映画は世界にとって重要 」 だから。
映画の後半では、ユダヤ人収容所の記録映画が流される。
世界にその映像を観てもらうために。
その映画は 『 ニュールンベルグ裁判 』
監督のスタンリー・クレイマーは、常に 「 世界を良い所にするため 」 に映画を作っていた。
彼はいつも観客を、「 世界市民 」 であることを気づかせた。
スピルバーグ監督は、「 世界の良心 」 に目覚めさせたのが
スタンリー・クレイマーだ、とも言っている。
スピルバーグの使命的作品 『 シンドラーのリスト 』 への影響は多大。
映画 『 ニュールンベルグ裁判 』 の命は・・・
❤ バート・ランカスターの証言シーン
❤ スペンサー・トレーシーの判決陳述
❤ スペンサー・トレーシーからランカスターへの別れ際のひと言
・・・ にある
スペンサー・トレーシーの世話役になるドイツ人夫婦とのやりとりも重要。
役者でも監督でも音楽家でもスポーツマンでも、社会人として
高い意識を持たないと、社会の役には立たない。
* こういう一級作品を観て、実際にドイツに行くべき。
そうすると 「 本当の 」 理解ができる。
映画や本だけでは、頭でっかちになるだけの人も多い。
なんでも、実際にそこに行かないと分からない。
川柳: 渡り鳥、世界を旅して、一人前