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おい!オマエ!
男がガラッ!と引き戸を開けて、家に戻ると ・・・

靴はそのまま脱ぎすて、
着ていたものは歩きながら脱ぎっぱなし、
座ると、自分ではお茶を入れず、
ご飯のおかわりも奥さんにさせ、
子どものことは見向きもせず、
子どもの一日については聞きもせず、
新聞を開いて、
ビールを飲んで、
「 おい 」 とか、
「 お前 」 とかで人を呼び、
片づけは一切せず、
風呂を用意させ、
朝には着る物がきれいにアイロンがけされ、
靴がきれいに磨かれ、玄関で出勤者を待ち、
「 ありがとう 」 とか、
「 おつかれさま 」 とか、
「 ごめんね 」 とか、
「 きょうはゆっくりすれば 」 とか、
一切言わない。
一日の終わりに、家族が一緒にそろった嬉しさという
感覚はなく、笑顔なき緊迫感のようなものが漂う。

今のひいおじいちゃんの世代には、
そういう家庭が多かったと思う。
今のおじいちゃんの世代にも、それはかなり引き継がれている。
大人は子供の模範。
そういう模範が堂々と躊躇 (ちゅうちょ) なく示されてきた。
飲食店で女性従業員に 「 おーい!」 と言う男もよく見かける。

奥さん、お母さんたちは人権がないみたい。
奴隷みたい。

男たちはよく働いているのは確か。
男は仕事の奴隷。

みんなよく頑張った。
物だけはたくさんあるという意味で 「 豊かな時代 」 は来た。

でも、人間に一番大切なものが抜けていた。
その症状が、子供、孫、ひ孫の世代にはっきり出ている。

召使のような女性たちは、次から次へ、同時進行の仕事が
たくさんあり、それらを完璧にこなすから、世界一気が利く人たち
になった。
気が利くから何でもする結果が、ママなしではなんにもできない
コンニャク息子たちと、甘ったれの限りを尽くし、
まったく気の利かない娘たちが大量生産された。

家族の誰かが、家族の誰かを殺すニュースがない日がない。
― 奥さんが夫を。
― 子どもが父親を。
― 母親が幼児を。

・・ その全員が、あの世代を見て、受け継いできた人たち。
by fighter_eiji | 2009-01-15 14:14
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