不可能を可能にした日
  ○● きょうトライアスロンを走った大学生から ○●

走り切りました。

なんとも言えない気分です。

僕は目が悪いせいもあって、
水泳のとき目印のブイが見えなくて、
だいぶ外れて泳いでしまって。
水泳が終わった時点で後ろから三番目くらいで。

自転車に乗り換えて。
借りた自転車はレース用の自転車ではないこともあり、
人よりこいでも人より進めなくて、
周回、二周回遅れで抜かれていって。

なんであの人たちは俺を抜いて前に行ってしまうんだろう?
と考えて。
抜かれ慣れている自分にも気付いて、すごく悔しくて、悔しくて。
でもまだ悔しいと思える自分がいることは嬉しくて。

自転車を降りて走りだすと
足が自分の足ではないみたいに動かなくて。
やっぱり抜かれていって。
完走さえできればいいんだって甘えていた自分に気付いて、
自分が求めていたものはそんなんじゃないのに…と思って
なんでいつも僕はブレーキを踏んだまま走っているんだろう?
と思って。
雨の中だったので自分でもよくわからなかったけれど
格好悪く泣いて走ってました。

最後だけ、ラストスパートで一人、抜かしてやろう、と
思って思いきり走って一人抜かしました。

次はまた違った気持ちでやります。

まだ走り終わったばかりで
まとまりがないですが
全部
エイジさんの一言がなければ気付かず、
思わなかった気持ちです。
ありがとうございました。

  ===

* 彼は、2ヶ月前までは運動の 「 う 」 の字もしない
学生だった。
「 トライアスロンに出ろ 」 という言葉を聞いて、
2ヶ月のトレーニングしか積まずに出た。

彼はもうなんでもできる。
不可能はない。

他の人間とちがって、彼は 「 生きている 」
泣いたから。

悔しくて泣く。
自分がふがいなくて泣く。
わけがわからないけど泣く。

・・ そういう思いになるまで自分に挑んでいる人は
生きている。

「 生きている 」 人は 「 成長している 」

2ヶ月前、彼は本気で自殺を考えていた。

PS. 彼はレース直後に電話をくれた。
レースが終わった瞬間だから、
息は台風の波がぶつかる防波堤のように荒れていた。
「 完走しました 」
「 どうもありがとうございました 」

・・ それ以上、彼は言葉は出なかった。
それで充分だった。
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彼の人生にはこれからも困難がある。
でも、彼が 「 下がる 」 ことはもうない。
困難のたびに強くなる。

「 やった人 」 にのみ与えられるプレゼントを
きょう、彼は手にした。
デパートに行っても買えないし、
売ってもいないものを手にした。

「 次は8月2日に岐阜県で大会に出ます!」
と、青年。

PPS. 2ヶ月前に彼に言った
「 トライアスロンでは、どえらい目に逢うはず。
 だからいいんだ。
 だから価値があるんだ 」

  ===

彼は最後から3番目だったか、5番目だったか知らないけど
エイジが本当に尊敬するし、讃えたいのは一番最後だった人。
それから最後から2番目だった人。
彼女ら / 彼らはえらい。
本当にえらい。
こんなに苦しいレースに挑んで。
体調も、条件も恵まれてなかったはず。
それでも逃げない素晴らしい人たち。
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by fighter_eiji | 2009-06-21 16:03
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