子供たちへ :
エイジは幸せいっぱい。
◎やりたいことをやって ・・ ボクシングとか
◎いっぱい学んで ・・ 映画とか貧乏旅行とか
◎世界に友だちがいて ・・ 英語のおかげ
ヒロちゃん ( エイジのおふくろ ) を10回くらい
海外に連れて行った。
行先は着いても明かさない。
着けば自分でなんとなく分かる。
どれも大体15日-22日くらい。
他にも自力で10回くらいは行ってる。
だから全部たせば、300日くらい海外に住んだことになる。
しかもいろんな場所で。
エイジが幸せになったのはヒロちゃんのおかげにまちがいない。
だって産んでくれなきゃ、ここに居さえもしないからね。
だから彼女にもエイジが体験した、
素晴らしい世界を見て欲しい。
ずっと保母で、その後、保育専門学院で教えた彼女は
どこの町や村へ行っても熱心に幼稚園や保育園を見ていた。
中に入れてもらったことも何度か。
それぞれの良さを、環境と併せて、すぐに感じ取っていた。
その後、テレビを観たり、外国の風景のカレンダーを見たりして
ヒロちゃんが言った。
「 まあ、大体のとこへ行っとるわ 」
「 いつか、あの世へ持っていけんほどにいっぱい行ったわ 」
「 持っていかんと、きれいにそのまま置いていくわ 」