電車がひき逃げ
     2009/05/13付 西日本新聞朝刊

  ◆運転士の信号無視を防犯カメラが目撃◆

熊本市で2008年10月12日、小学校教諭香山雅生さん(35)の妻、佳代さんが自宅そばで路面電車にはねられ、亡くなった。電車を運行する市交通局は当初「青信号で女性が飛び出してきた」と説明したが、防犯カメラ映像から電車が信号無視していた疑いが強まり、運転士(53)が業務上過失致死罪で起訴された。公判は熊本地裁で7月にも始まる。「妻の名誉を回復したい」‐。香山さんは「被害者参加制度」により、法廷に立つ。
 
事故は日曜日の昼すぎに起きた。佳代さんは美容院からの帰り道、自宅マンション前の横断歩道付近を歩いていて、はねられた。香山さんが、帰りが遅いと気になり、ベランダから見下ろすと、救急車が来ていた。
 
「まさか」。携帯電話を何度も鳴らすと、救急隊員が出た。病院に着いたとき、佳代さんはすでに意識不明。「もうすぐ帰るからね」。事故の4分前、携帯電話の会話が最後となった。意識が回復しないまま、今年2月9日に亡くなった。
 
事故当日の夕方、病院で運転士と市職員3人から「電車側の信号は青だった」と説明された。警察は「何か困っていたことはないですか」と自殺の可能性を尋ねた。長女(7つ)と長男(5つ)に囲まれた幸せな生活。「そんなわけがない」。状況がのみ込めなかった。
 
8日後、事態は一変する。警察の見方が「市電が赤信号で進入した可能性が高い」に変わった。自宅1階に設置された防犯カメラが偶然、事故の際、赤信号を進入する電車をとらえていたのだ。
 
運転士も警察の調べに「脇見運転をして信号に気付かなかった」と供述した。市に「何かおっしゃることはないんですか」と尋ねたが、市から謝罪文が来たのは10日ほど後のこと。市当局への不信は今も強い。
 
香山さんは「なぜ当初は違う説明をしたのか。運転士本人の意思か、市の判断か。裁判に参加しなければ、真相は明らかにならない」と参加を決めた。子どもたちに「お母さんは何も悪くなかった」と話してやりたいという思いもある。
 
市交通局は「誠心誠意対応してきた。(運転士の)公判で事実が分かった上で、補償交渉を進めていく」としている。


   =2009/09/29付 西日本新聞朝刊=

熊本市花園で昨年10月、会社員香山佳代さん (当時34) が市電にはねられて亡くなった事故で、市電運転士(54)の実刑判決が確定したことを受け、事故当時の同市交通局幹部が28日、香山さん宅を訪れ、夫の雅生さん(36)に「事故は運転士に全面的に過失があった」と謝罪した。

 この日は、事故当時の交通事業管理者だった石田賢一・熊本流通情報センター社長と、現交通局次長、電車課長の3人が訪問。石田氏は仏壇に手を合わせ「あらためておわびを申し上げます」と頭を下げた。雅生さんが「妻が悪くなかったということでいいですか」と確認すると、小さく「そうですね」と答えた。

 雅生さんは約1時間40分にわたり、事故後の対応のまずさや運転士の公判に交通局幹部が来なかったことなどを指摘し、「口では誠意ある対応と言っているが、行動が伴っていない。責任を取ってほしい」と厳しく批判。怒りに声を震わせる雅生さんに幹部たちは終始うつむき、黙り込むことも多かった。

 一方で、運転士が公判で「事故当初、上司に『脇見(運転)をしたことを言うな』と言われ、真実が話せなかった」と証言した点について、交通局次長らは「(調査の結果)そういう事実はなかった。(運転士の言い分が)うそだったことになる」と否定した。

 来訪を終え、雅生さんは「やっと交通局が責任を認め、妻の名誉は晴れただろうと思っている」と述べたが、「(判決の)結果にかかわらず、事故当初から全面的に謝るべきだったのに、ここまでしないといけないのは残念だ」と語った。雅生さんは今後、民事訴訟で市側の責任をただす方針。

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運転士は 「 交通局の上司から信号無視のことは言うな 」
      「 だからお詫びは言うな 」
と、止められていたと証言。

交通局は 「 それはウソ 」 と証言。

・・ どいつもこいつも男じゃないし、人間じゃない。

JR、交通局、警察、軍隊 ・・ 男ばかりの世界に
ウジムシが多い。
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by fighter_eiji | 2009-10-11 09:34
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