子供たちへ :
「 わたしの教え子ですよ!ホッホッホッ!」
と控室に入って来る年配の女性。
「 教え子 」 とは、エイジのこと。
「 まあ、お座りください。 お茶をどうぞ 」 と主催者側の人たち。
「 あら、じゃあいただこうかしら!」
と大きなソファを勧められる前からすでに
女性は真ん中に座っている。
コーヒーをズルズルと音を立てて飲むと
「 私が教えたんですよ 」
ともう一度。
講演が終わったあとも控室に一番に入って
そこに座ってる。
そうやって何度かエイジの講演会場に来た人は
エイジの学校時代の担任だったことがある人で
その当時は、エイジのことを
「 ウソつき 」
「 あんたアホやろ 」
と言った。
「 アホやろ 」 は気にしないし、そのとおり。
「 ウソつき」 には大変なダメージを受けた。