子供たちへ :
きのうの試合が終わって・・
切れたとか裂けたとかの傷は別にして、
試合後の体の痛みは22時間後くらいにやってくるよ。
さっきから首が痛くなってきた。
打たれてるからね。
こっちは、前へ行ってるのに、パンチはうしろへふっ飛ばすから。

両方の腕が回らなくなってくる。
左右にはなんとか伸ばせても背中の方向には横からも
うしろからも痛くていかない。
もちろん背中のかゆいところは、かけないし
風呂のゴシゴシタオルで背中を洗う体勢はとれない。

あんなに少ししかパンチを出していないけど、
それなりのスピードや魂や心を詰め込んで打つし、
その一発一発に観客へのお礼の想いなんかが詰まってるから
腕への負担が大きい。
打たれた打撲そのものは、きのうから痛い。
ストレートをもらったオデコとか、鼻っ柱とか。

でもね、こういうのは 「 生きてる証拠 」 だから嬉しい。
自分の " やり残した仕事 " をやったあとは
世界が新しく見えるよ。
歌手スティングの歌にあるように
「 Brand New Day 」 って感じですべてが
ちがったように目に入ってくる。