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脱走計画
子供たちへ :


英治さんへ

試合のビデオ,見ました。
見ながら、涙が流れました。
試合、本当にお疲れさまでした。
そして、まっすぐ挑戦する姿を見せてくれて、
本当にありがとうございました。

Video :
http://www.youtube.com/user/PeacemakersNow
脱走計画_c0157558_922136.jpg
今日、日本から1週間滞在でバンクーバーにやってきている、
中学2年生の知人の妹に会う機会がありました。
高校から留学したくて、
ビクトリアの高校の見学に行ってきたそうです。

日本の中学生と話す機会が普段ない私は、
彼女との出会いから、色んなことを感じました。
とても印象に残ったやり取りは、
私が「高校から留学したいって、英語が好きなの?」
と聞いた時。

中学2年生の彼女はこう答えました。
「別に英語が好きなわけじゃないけど、、、、
とにかく、今の学校から逃げ出したいだけ。本当に,
今の学校、嫌だよ。」

この一言を聞いて、私は何かとても重たいものを感じました。
私も日本で小•中•高を過ごしたので、
彼女の言いたいことがなんとなく想像できて
何がどう嫌なのか、詳しいことまで掘り返して聞きませんでした。

23歳の私の感覚ですが、彼女の言葉の節々から
「本当に13歳、14歳と思えない、、、、、」と感じることが
多々ありました。
そして彼女のこの言葉を聞いて、日本の教育の質の悪さの、
最大の被害者である若い若い学生達にとって、「逃げ場」
が日本にないということなのかと思い、とても残念になりました。
こうしてみんな、日本を離れて行くんだろうな。
日本は嫌だって思うんだろうな、と。でも、それでいい。
どんどん日本を離れて、世界中の色んな人に会って、
色々な経験をして、「日本のここがダメ!」ってはっきり言える
日本人が、若い世代にこれからもっと増えていくといい。

私は「○○人」と言う言葉を使うのがあまり好きではないけれど、
生まれ育った場所を離れ、家族や慣れ親しんだ友人とも離れて
海外に住む中で、やはり日本を恋しく思うことが時々あります。
そう言う時、日本という場所が「私の原点だ」と思います。
だからこそ、日本が良い方へ変わっていって欲しいと
強く思うのです。

英治さんや聡子さんのように、一生懸命、平和のため、
愛のために、活動している日本人の方も多くいると思うけれど、
英治さんたちの声がもっともっと日本に広がって、浸透して、
出来る限り多くの子ども達や若い学生達の心に響いて
いって欲しいと強く思います。

そして私はこれから社会人となると思うと、今、日本の教育に
対して、ある種の責任を感じるようになりました。
どういう形で、どの場所で、私は貢献できるのかまだ具体的に
はっきり分らないけれど、しっかり今日感じたことを胸に刻んで、
日本に戻りたいと思います。
そして私も、しっかり責任を果たしていける人間でいたいと
思います。

何より、私自身が一日一日を大切に生きて、
輝いていけるよう、挑戦し続けること。
don't get lazy!!と自分に言い聞かせる日々です。

英治さんの、挑戦し、戦う姿は、多くの人に感動と力を
与えたと思いますが、私もそのうちの1人です。

出会えたことに、改めて感謝します。

  = Straight Talk =

国の外に出て、よく考え行動する人は、
自分の国のことがよくわかる。

国内にいて、偏りまくった見方しかできない人間が
自分は賢くてなんでもわかってると思ってる。
by fighter_eiji | 2010-05-09 00:13 | Children’s Times
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