子供たちへ :
ほんのさっき、夜の田舎道を車で。
人も店もなく、車も少ないカーブのところで
突然、キラキラに光る反射服を身に着けた
15人ほどの警官。
縦の看板に 「 検問 」 と書いてある。
懐中電灯の警官がひとり寄ってきて
「 検問中です。 免許証を見せてください 」
免許を出しながらエイジ
「 人の検問より、自分らの腐った内部の
検問をやれよ。
"こんばんは" ってちゃんとあいさつもしろよ 」
中年の太ったおまわり
「 あ、はい 」
エイジ
「 警察内部にメチャクチャ腐ったのがいっぱい
いるんだからそっちを掃除しなよ 」
警官 「 はい 」
エイジ
「 検問するなら2キロ先の飲み屋ドライブインあたりだろ。
でも見つけたら書類が面倒だから書きたくなくて
ここでやってんだろ。
検問は、カッコだけだろ 」
おまわり 「 は、まあ、はい 」
免許証を取り返すと
大きな無駄な作業を続ける彼らをあとにした。