子供たちへ :
家を建てるときに一番大事なのは
家を水平に建てること。
だから大工さんは、水平さを測る道具を持ってる。
デコボコしてても家は水平に。
そうして、急な坂だらけのサンフランシスコでも
スイスやフランスアルプスの険しい山の斜面でも
家は、ちゃーんと立ってる。
水平を保ってないとどうなる?
家の梁 (はり) や壁や屋根やすべてが曲がってしまって
すべてが狂う。
日本の国ってそんな感じ。
家が水平じゃないのになんでもインスタントの知識を
持ってきて、それを信じたりして、すべてが狂う。
厚さがデコボコのピザがうまく焼ける?
表面デコボコの鏡なんかある?
4つの車輪がチグハグの自動車?
世界の賢い国々は、【 他の国々から見て 】 これが水平だ
という線をまず保ち、そこからみんなと仲良くしていく。
頭が悪い人やわがままな人と同じで 【 自分から見て 】
オレは正しいなんていう基準でやってる人は、
誰にも相手にされない。
いくら高価な材料や内装品や家具を持ってきても
曲がった家では、すべてが曲がる。
そこに住んでるうちに、バランス感覚、平衡感覚の
すべてがヘンチクリンになる。
それが日本。
「 いや、そんなことはない!われわれは正しい!」
と叫ぶ人たちが、その証拠。
18才頃、大学生の年頃では、すでにかなりやられてる。