子供たちへ :
小さい頃、水道からは、水しか出なかった。
朝、お湯を沸かして、洗面器の中で水と合わせて
ちょうどいい温度にして両手をつける。
エイジの2才年上の兄貴の手と重なった4つのもみじが
お湯の中でだんだんに赤く紅葉してくる。
あったまると手袋をはめて学校へ行く。
お湯やあったかさに感謝。
世界には、今でもお湯が出ないところがたくさん。
マイナス何十度にもなるのに。
● 読者から ●
吉川さん ストレートトーク楽しみに読んでいます。
今日はとても寒い朝でしたが、吉川さんの洗面器のもみじを
思い出して、世界にお湯が出ないところや、寒さに耐えて生活
している人がたくさんいることを思い、朝から暖かいコーヒーや
食事をとっていられることに何でも感謝しなくてはと思いました。
感謝する気持ちは自然と出てくるものだと思いますが、世の中、
便利になりすぎて、感謝をする気持ちが持てなくなっている
気がします。
吉川さんの小さいころの話しを読んで、心が温まりました。
いつもありがとうございます