- 時事通信 (Mar 21, 2011) -
「目に見えない敵、恐怖」=住民にペットボトル配布
福島・飯舘村
水道水から飲料水基準の3倍超の放射性物質が検出された福島県飯舘村。
残っている住民約4000人に、県は給水車を用意するが、菅野村長は「目に見えない敵と戦うのはつらいし恐怖だし、疲れる。目に見えない、分からない被害だから大変だ」と。
飯舘村の一部は、福島第1原発の30キロ圏内に入っており、屋内退避対象地域となっている。
検出を受け、村は21日早朝から職員が各家庭を回り、一時的に飲むのに健康に影響はないものの、控えるようにと注意を呼び掛けた。
村長は「給水車が来るまでは、村内に約20ある集会所に水のペットボトルを配る」と。
村内の福祉施設では、水を口に入れないように指示。
利用者には、水分を控えめにした食事を提供することに。