迷惑考え避難所に戻る被災者も
避難先の親戚や友人気遣い
2011年3月27日 - 共同通信
3度目の日曜日を迎えた被災地。
27日現在、17都県、約2千カ所の避難所に24万人余りが。
親戚や友人宅にいったん身を寄せた被災者が、気遣いや物資の不足などから肩身が狭くなり、避難所に戻るケースも。
避難した同区の無職男性(73)は、震災6日目の16日、妻(70)と姉(75)の3人で次男宅に移った。
次男は妻と小学生の息子2人の4人暮らし。
慣れない生活に気が休まらず、結婚後初めての夫婦げんか。
3人で話し合い、1週間後の23日には再び避難所に戻った。
男性の孫は来月、中学の入学式を控える。
「本来なら盛大にお祝いするはずだったのに…」。