福島2号、核燃料が炉外漏出か 英紙で専門家指摘
2011年3月30日 - 共同通信
29日の英紙ガーディアンは、福島第1原発2号機で、核燃料の一部が溶融して原子炉格納容器の底から漏れ出しているとみられると、複数の専門家が指摘、大量の放射線放出の恐れが高まっていると報じた。
2号機では建屋内で高い放射線量のたまり水が見つかった。
原子力安全委員会は原子炉圧力容器が破損した可能性があり、溶融した燃料と接触した外側の格納容器内の水が直接流出したとの見方で、燃料自体の漏出までは言及していない。
福島原発の原子炉を開発した米ゼネラル・エレクトリック社の専門家は、少なくとも溶融した燃料が圧力容器から「溶岩のように」漏れ、格納容器の底にたまっているようだと説明。(共同)