原発避難で野良犬化=かまれた住民も―福島
2011年3月31日 - 時事通信
住民避難が続く福島では、放置したペットが問題化。
野良犬化したケースも多い。
同県食品生活衛生課には27日現在で、「ペットを残して避難してしまったが、どうしたらいいか」との問い合わせが38件あり、「避難のためペットを預かってほしい」との要望も35件。
「原発20キロ圏内の自宅に犬をつないだまま避難した。何とかしてほしい」との相談もあったが、同課は「圏内への立ち入りはできず、直接行って何かできる状況ではない」と頭を抱える。
同県の相双保健福祉事務所(南相馬市)の担当者は、「ペットも個人の所有財産。家の中で放置されているからといって、行政側がいきなり連れてくるわけにはいかない」と苦しい立場。
同市内では既に、放置された飼い犬にかまれたケースが数件発生しており、問題が長期化した場合、野良犬が増え、感染症や衛生状態の悪化が懸念。
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ペットは、一番無実な犠牲者。
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「ペットも個人の所有財産。家の中で放置されているからといって、行政側がいきなり連れてくるわけにはいかない」と言った南相馬の役人は、典型的な役人。
彼らは、何もしないためならどんな言い訳でも思いつく。