「必要以上の睡眠薬」認める
お茶に混ぜ容疑者7人に
署留置場で看守係警官・岐阜
2011年7月12日 時事通信
岐阜県警岐阜中署の留置場看守係の警察官が勾留中の容疑者に規定量を超える睡眠導入剤を飲ませていた問題で、必要以上の導入剤を処方していた。
容疑者に分からないよう、お茶に混ぜて出していた。
容疑者1人に対し、数人の看守が睡眠導入剤を溶かしたお茶を提供。
5月には、十数人の看守が6人に対し、同様のお茶を。
看守らは、「静かにさせるために飲ませた」と供述。
やかんに1〜3錠を溶かしてコップに入れ、消灯後に提供。
5月31日に容疑者の1人が隠していた睡眠導入剤を飲んで自殺を図った。
これを受け、県警が監査を行い、お茶に導入剤を混入していた事実が明らかに。
留置場では他に、廃棄されるべき目薬や胃腸薬など2300点が見つかり、薬の管理体制の不備も発覚。