子供たちへ :
「 スポーツでもなんでも、オレは、ビリの人を応援する。
ビリでも走る人はえらい。 ビリでもがんばる人には、
感動する。 ビリの人達は、オレの先生だ。
ビリの人を見てみて。大体、足を引きずってるとか、
どっかを痛めてても、あきらめないでやってるよ。
ああいう風にオレはなりたい。
テレビも普通の人達も、勝った人のことばっかり
ワーワー!言ってるけど、オレは、負けた人に感動
するね。 負ける人の方がえらい気がするんだよ 」
と、講演で話した。
2時間しゃべって、帰ろうとしたら、小学校の少年が
寄ってきて、「 ボクね、体操部なんだよ 」
エイジ 「 そうか、すげえな。床運動とかやるんだ?」
少年 「 うん、そう。 でもね、おれ、いつもビリなんだよ 」
エイジ 「 そうか。それは、えらいなあ。 ビリか一番
かなんて関係ないからな。 好きならやりゃあいいし、
とにかくなんにもしないヤツらとは、全然ちがうからな 」
少年、笑顔いっぱいで 「 ウン!」 と、走って行った。