子供たちへ :
エイジは、クソガキだった。
学校の全員にあだ名をつけて、失礼な似顔絵を
黒板に書いて・・ 人がいやがることばっかり・・
時々、ふるさとに帰ると、昔の級友に出会って
謝ってばっかり。
きょうもうどん屋さんで出会った友達に
「 あの頃、オレ、悪かってゴメン!」
て言ったら、キョトンとした顔をして
「 悪くなかったやん、全然 」
エイジ 「 いやあ、悪かった。ゴメン 」
友達 「 いや、全然悪くなかった 」
彼に出会ったら謝ろうと、この10年以上思って
いたけど、なんだか不思議な会話に。
それを別の幼なじみに話したら
「 それは、よくあることの逆の展開ね 」
エイジ 「 逆?」
幼なじみ 「 そう、普通は、いじめたりした方は
忘れてて、いじめられた方だけが覚えてるから 」
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エイジは、小中学校とあらゆる先生に
「 お前は、悪いやつだ!」 と言われ続けた。
高校では 「 お前は、どこにも行くところがない 」 と。
学校の成績は、クラスで下から一番だった。
外国に行ったら、日本の学校での成績なんか
まーーーったく関係ないし、話題には絶対にならない。