こどもたちへ :
映画 『ディア・ハンター』 が公開された時
最初に目についたのがロバート・デ・二-ロが
かぶっている野球帽。
18才だった当時、東京・立川の映画館で
観たあと、その帽子をすぐ絵に描いたりした。
いろんなものがリアルな作品の中でリアルさの
象徴がその汗と油にまみれた労働者の帽子。
監督のマイケル・チミノは、労働者の集まる
バーで、客がかぶっていた帽子を買い取って
デ・二-ロにかぶせていた。
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戦争の残虐さ、非人間性、家族・友情の
大切さを描いている一級品だが、本当の
被害者(=ベトナムの人たち)の苦しみが
一切出てこない点が、えらく偏ってる。
「戦争でアメリカ人が苦しんだ」 ということに
絞られたアメリカ映画。
苦しんだのは本当だが、加害者はアメリカ。
被害者側を描いてないから当然だけど、
真の悲劇がどこにあるかを見せることは
世界の未来に必須。
ちょうど日本人が語る戦争の記憶と同じだが
世界の誰も、日本ほどには偏ってない。
==
のちにオリバー・ストーン監督が自分の体験に
基づいて描いたベトナムは、もっと核心に迫った。
政府の悪どさや軍隊の非人間性をついている。
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スタンリー・キューブリックの
『フルメタル・ジャケット』 も同様。
キューブリック初期の作品 『突撃』 は
反戦映画の最高峰。
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