琵琶湖は火にかけられた鍋
2012年2月7日 Excite News
琵琶湖の湖底で不気味な現象が発生している。
7日の現代ビジネスが報じた。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センターによると、
北部の湖底で昨年末から気泡や温水の噴出が
かつてない規模で活発化。
*気泡、熱水の噴出の原因は地殻変動
この現象を観察したのは、同センターが
湖内の調査に使用している探査ロボット「淡探」。
湖底から泥を噴き上げる現象が、
北部湖底の広範囲で見られている。
20年以上、琵琶湖を観察してきた研究員も、
始めて見る現象と語る。
*大地震で北上してきた琵琶湖
日本列島には、新潟から神戸まで伸びる線上のひずみがある。
これまで何度も大きな地震を発生させており、
阪神・淡路大震災や新潟県中越地震も、この線上。
琵琶湖はもともと三重県伊賀上野近辺にあった。
大地震のたびに崩壊した湖岸を飲み込んで北上。
現在の位置にたどり着いた。
1662年の寛文地震により滋賀で580人、
京都で200人が死亡。
京都では御所の壁や二条城の石垣が
被害を受け、五条大橋が落橋。
*原発銀座にも大被害
寛文地震では、現在14基の原発が並ぶ福井県南西部も大きな被害を。
美浜町の海岸が7kmにわたって3mも隆起。
この一帯には、プルトニウムを燃料とする高速増殖炉「もんじゅ」などもあり、福島第1原発のような事故が発生すれば、さらに激甚な放射能被害が。
京都では、昨年1月から劇的に地震が減少。
大地震発生の前には、スロースリップ現象が発生。
これにより一時的に小さな引っかかりが解消されるため、小規模の地震は激減する。
日本中が地震と被害について、備えを持つべき。