カストロ前議長「来年福島へ」
2012年3月3日 朝日新聞
福島大の研究者や、広島・長崎の被爆者10人らが、キューバで1日開かれたフォーラムで、フィデル・カストロ(85)と語り合った。
「世界の反原子力運動の先頭に立ち、ぜひ福島や広島、長崎に来て」との呼びかけに、カストロ氏は「来年行きたい」と答えた。
NGOピースボートが、「ヒバクシャ・フォーラム」を開催。
一行約750人と、キューバの数百人が参加。
カストロ氏は2003年に原爆ドームを訪ねるなど、
核問題に極めて関心が高い。
カストロ氏は「原発は愚かな人間の操作一つで大きな事故につながる非常に危険なもので、作るべきではない。子供たちが被害に遭う状況は何としても避けなければならず、日本を支援していきたい」と話した。
(ロサンゼルス=藤えりか)