<ドイツ>日本の「原発ムラ」降伏せず
…メディアの関心高く
2012年3月14日 毎日新聞
【ベルリン篠田航一】「脱原発」を決めたドイツでは、
日本政府の原発政策にメディアの関心が。
シュピーゲル誌は「潤沢な補助金で住民を説得し、原発を再稼働させることはもはやできない」としながらも、「日本はまだ脱原発を宣言していない。産業界とメディアで構成されるGenpatsu Mura(原発村)は降伏していない」と指摘し、「原子力ロビー」の抵抗が強いと伝えた。
天下りシステムの説明も交え、日本で
原発支持派が力を持つ理由を報じている。
南ドイツ新聞は
「70%の日本人は脱原発を望んでいるが、
街に出てデモに参加する人は少ない。
むしろ人々はShoganai(しょうがない)と話す」と。
今月の世論調査ではドイツ国民の8割が
「脱原発は正しかった」と回答している。