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公務員の会議=インチキ
     <原発推進秘密会議>
  司会役がメール削除 隠滅の疑い
    2012年7月27日 毎日新聞

 内閣府原子力委員会が原発推進側だけで「勉強会」と称する秘密会議を開いていた問題で、司会役だった内閣府原子力政策担当室の職員(当時)が、パソコンから大半の関連メールを削除していたことが関係者の話で分かった。
検証チームなどが2回にわたり関連資料の提出を要請した後に実行しており、意図的な隠滅。
事態を重視した検証チームは、内閣府のサーバーからメールを復元する作業に乗り出した。【核燃サイクル取材班】

この元職員は山口嘉温(よしはる)・上席政策調査員。
秘密会議問題発覚後の事務局(原子力政策担当室)態勢見直しに伴い、6月末に内閣府を退職して7月1日付で出向元の「日本原子力発電」に戻った。

資料提出を求めたのは、原子力政策担当室の中村雅人参事官。

2回目は後藤斎(ひとし)・副内閣相をトップとする検証チームが要請。
6月14日、秘密会議に出席していた近藤駿介・原子力委員長や原子力委員4人▽原子力政策担当室▽経済産業省・資源エネルギー庁▽文部科学省▽電力会社の各職員らにメールを含む全関連資料の提出を求め、秘密会議の実態解明を進めている。

このうち原子力政策担当室は職員が保存していた関連メール約1000本を印刷し、ファイル約10冊にとじ込んで検証チームに提出した。
秘密会議で中核的な役割を果たしていた山口氏が、秘密会議出席者との間でやり取りしたメールがほとんど含まれていなかったため、検証チームがヒアリングで追及したところ、山口氏は「消去した」と答えた。
検証チームはメールの復元作業を進めている。

 検証チームは6月11日、後藤副内閣相と内閣府職員の計7人で発足。
「内部調査に過ぎない」と厳しい批判を受けたため、企業の危機管理に精通する国広正弁護士と高巌(たか・いわお)・麗沢大経済学部長を顧問に。
メールの復元は国広弁護士の指示。

 山口「必要のないメールは消しており(担当室を)退職する時にも消した」と6月末に削除したことを認めた。「意図的な隠滅ではないか」とただすと「それはない。いらないと思ったから消した。第三者の指示は受けておらず、自分の判断で削除した」と。
by fighter_eiji | 2012-07-27 10:54 | Children’s Times
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