「さっきまでみんながやってた英語の授業を1万時間やっても、英語は、まったくしゃべれるようにならないって保証する。これも ALT ティーチャーは分かってる」ティーチャーはまた「Yes. Yes.」
日本人の英語教師は関係ないといった顔で窓の外の方を向いてる。
「そういう "インチキ教科書や、英語のできない教師ばかりだったから英語がしゃべれない" って説明したって、言い訳したって無駄。英語がしゃべれないのは自分自身なんだから」子供達はシーンとしてよく聴いてる。
「教師がいなくたって自分で学ぶのが勉強。人や物に頼るな。日本の学校で毎日、英語の授業を受けたみんなのママやパパで英語しゃべってる人いる?」
「いませーん!」子供達。
「いないね。英語どころか日本語もろくにしゃべらないな。ヒステリーママは"ガミガミ"、ダメパパは、コソコソ逃げて酒飲んで」
「ハッハッハ!そうでーす!」ちびっ子大喜び。
「日本以外の国では、みんなそこそこ英語話すよ。授業がインチキじゃないから。まあ、とにかく、インチキに文句言っても詐欺師は辞めないから、それはほっといて、英語がしゃべりたいなら自分で学ぼう。しゃべれたら世界中に友達ができて楽しいぜ!」
「最高だった!言いたくても言えなかったことを全部言ってくれた。日本の子供達は利用されてるだけで、 毎日、彼らを思って苦しかった。自分の国じゃないから、言いづらいし。でも、きょうから、もっと言おうと思った。言わなきゃね。ありがとう!」と、あとで ALT ティーチャー。