人気ブログランキング | 話題のタグを見る
事実を調べ、仲良くなろう
子供達や若者へ:

「血債の塔」というのがシンガポールの戦争記念公園に立っています。
日本軍が約5万人の民間人を虐殺したことに対して「人民を殺した血の負債」という意味。
「華僑大粛清」などというとんでもない名前がつけられた虐殺は日本の教科書では最初2万人と書かれていましたが、文部省が「6千人以上」と書き直した。
(「直した」というべきではないですね。「変えた」が正しい)

毎日、大勢の日本人がシンガポールを訪れ、観光やショッピングをするのは結構なことですが、「もっと事実を」「もっと真実を」「もっと知性を」持って、人の国を訪れてほしいんです。特にその国の人に大変なひどいことをした場合には。

日本人は真面目です。どこかの家族にお世話になったら箱入りのおいしいお饅頭を、迷惑をかけたらビスケットの詰め合せをすぐに持参し、あいさつし、お互いの関係をきちんと改善・修復します。

ところが、日本軍のやったことをあまりにも知らないし、知ろうとしないし、騙されてるし、それでは恥ずかしいんです。
ナチスドイツが世界を恐怖の雲で覆ったけど、彼らはすべてをきちんと反省し、償いをしているから今、堂々たる世界の一員です。ドイツ国内に、追悼のため外国人達の立派なお墓も作っています。

私は特にアジア、南太平洋、オーストラリアの人達に初対面の時に謝ります「私の2-3世代前の人があなたの国の善良な人達の国に鉄砲を持って行き、大変な恐怖に陥れた。今だに、そうしたことをきちんと謝り、できる限りの償いをしていません。私もその無責任人間のひとりです。本当にすいません」と。

その瞬間、台湾のオジさんも、香港のビジネスマンも、みんな表情が愛想笑いから真顔になり「あなたみたいな日本人がいることが嬉しい。うちに食事に来てほしい」「あなたに出会えて幸せな気持ちになった。あなたのことを友人や家族にどんどん話す。彼らも本当に喜ぶはず」
「これで日本人を好きになれる」と涙を流したおじさんもいました。
ビジネスや取引を越えた信頼関係が生まれます。

では、日本はアジアのどこで悪いことをしたんだろう?答えは「してないところがないくらい」。だって、機関銃を持って人の家(国)に入って行ったんだから。
みんなのおうちに、鉄砲と刀を持って、ブーツはいた人間達が上がってきたら、それはいいことをする人だとは思えないよね。

今でもどうしても罪を認めたくなくて、謝りたくない人がいるけど、人間は仲良しになると楽しいのにね。
by fighter_eiji | 2007-11-09 21:05
<< 元海軍兵士の願い みんなの権利 >>