
第2次大戦中、2万人のポーランドの将校たちを不当に捕え虐殺したソ連。
でも教科書には 「ナチスドイツのしわざ」 と書き変えた。今でもタブーとされる 「カティンの森事件」
少年のお母さんはカティンの森に連れて行かれたお父さんが帰って来ると信じていた。お母さんは死ぬ瞬間まで夫の帰りを待っていた。
少年は 「レジスタンス(抵抗運動)」 に身を投じた。
少年は今81才。映画 『 カティン (Katyn) 』 を完成させた。ソビエトが隠し続ける大犯罪がついに明かされる。
81才の元少年の名はアンジェイ・ワイダ。「ワルシャワ蜂起の時、死に切れなかった」 思いが 『 地下水道 』 『 灰とダイヤモンド 』 等の映画を作った動機。
『 カティン 』 を作り 「私の世代が真実を伝えられる最後の世代だろう。父母も評価してくれると思う」と話すワイダは 「これが私の最後の作品」 と言った。
○○● 読者のコメント ○○●
どこの国も、自国の悪事はさらけ出さないんだね。
さらけ出して、素直に謝って、償う事ができれば世界はたちまち平和になると思います。