「ピーターと過ごしたあの香港での2年間は最高だった」
イギリスの小さな村に住む78才のルーシーさんは夫のピーターさんと一緒に暮らせた香港での2年間が人生最高の日々だったという。「だって毎日一緒だったんですもの」と45年前の2年間を振り返る。
イギリス海軍に所属していたピーターはいつも遠くの地に配備され、奥さんと一緒のことはほとんどなかった。
ピーターは10年前に他界。ルーシーは今は末期ガンと診断されホスピスで暮らす。
そのルーシーがあの香港の日々を映画にすることにした。アルバムから当時の写真を集めて、それを映画製作のスタッフがボランティアで手伝った。
ある日曜日、ルーシーは息子たちとその家族や親類を「食事しましょう」と招待。
誰にも秘密だったその映画『My Best Days in Hong Kong / 香港での最高の日々』を上映。数多くの白黒写真が画面に映し出された、ルーシーのナレーションと共に。
上映が終わり、明かりがつけられた部屋のソファで息子たちは「お母さんのこんな日々や思いを全然知らなかった」と驚き、親類たちも「おばあちゃんの気持ちが伝わってきて素晴らしかった」
「50年間、ピーターを愛し続け、今も愛してるわ」映画はルーシーの言葉で幕を閉じる「人生でもっとも大切なことは一番愛する人を見つけることよ」
●○● 読者のコメント ●○●
こんなに、愛し合えるパートナーにめぐり合えたら最高だよね!