
駅の構内でふたりの若い女性がしゃがんで喫煙中。数本の吸い殻を既にそこらに捨てている。ふたりの前を障害者の方たちの車椅子が通る。
駅員さんに伝えたら、駅事務所の箱の中から出て来ないで「どこですか?券売機の前ですか?どこですか?」と繰り返す。そこにいたんじゃ何も見えないのに。5分位経って、29才位の駅員はしぶしぶ出てきた。遠くから、自分は隠れたままで、首を少し伸ばして、ふたりを見て「あれは構内じゃないです」と回れ右。
仕方ないから注意したのは私。ふたりの女はまったく無視し、今度はさっきの駅員のところへ行って「脅かされました」とうったえる。
数分経って別の駅員に「構内ってどこまで?」ときくとやっぱりさっきの場所は構内。
先ほどの回れ右駅員が出てきて、私に「脅かされたと言ってましたが」と私をとがめる。
彼に「ふたりが座ってたとこは構内だそうだよ」と言うと「いいえ、さっきは外に見えたんです」
私「外に見えるわけないでしょ。だってすぐそこだよ」
駅員「いいえ、外に見えたんです」を繰り返す。
ふたりが去った後の吸い殻を拾いもせず、彼はそそくさと箱に戻った。