
1984年ロスアンジェルス五輪の女子マラソン。
アンデルセン選手は体中がけいれん、スタジアムに入った時から、走れないどころか、まっすぐ前に進むことすらできなかった。
両腕は宙を舞い、足はあらゆる方向に大きく揺れた。首も定まらない。まるで糸がからまった操り人形のよう。誰もが緊急救助を考えた。
でも彼女は援助を断り、極度のフラフラ状態で巨大なスタジアムと格闘し、ついにゴールイン。彼女の鬼気迫る信念に観客は戦慄。
彼女は命をかけた、自分の使命に。
○●○ 読者のコメント ○○●
体中がけいれんを起こしても、好きでやっているマラソンをやめなかったのは、応援と自分の強い意志があったからだと思います。私も感動しました。 (中学生)