
「フランスに行きたい」「アメリカのディズニーランドへ行きたい」「インドのカレー食べたい」
子供達が将来行ってみたい国を発表。時々、行なっている『こども国連』でのこと。
みんなニコニコ。夢いっぱい。
細めでうつむきかげんの中学2年の女の子が「どこへも行きたくない」
みんな「えっ?」「どうして?」
女の子、下を向いたまま「外国は危ないし・・」ちょっとおいて「食べ物もおいしくないから」
質問「おいしくないって、今までどこに行ったの?」
女の子「どこにも行ってません」
質問「じゃ、どうして食べ物がおいしくないの?」
女の子「テレビで観たら、おいしそうじゃないから」
大人も発表。「イタリアの遺跡を見たい」「フランスのワインを飲みたい」
体格のいい上下運動着の女性「どこにも行きたくありません」理由は「危ないし食べ物がおいしくないから」
当然、この人はさっきの子のママでした。
川柳: 食べ物の、味がすべてを、決めるわけ?
行かずして、あれこれ決めるの、一番危ない
知らない人、よく知ってると、思い込む
世話ないよ、一目見ただけ、分かるなら
出ない人、言い訳なんでも、思いつく
食べる以外、文化は他に、ないんですか?
引きこもる、親も子供も、孫までも
子供には、小さい自分を、うつすなよ
その考え、子供に伝染、こころ汚染