
浅い人間よりは深い人間の方がいい。
深くなれる映画があります。
以下の監督さん達による作品です:
カール・ドライヤー
イングマール・ベルイマン
アンドレイ・タルコフスキー
もちろん、他にも素晴らしい映画作家がいますが、その画面から来る 「静けさの中の深さ」 という意味でこの人たちの映画は特別です。
子供たちに見せるといいはずです。
彼らの映画が秘めた深きものが分からない人が多いですが、子供たちはちゃんと 「感じて」 いるんです。
こういう作品を早いうちに観ておけば、映画以外の物の浅さ、深さが分かるんです。
そうすると自分でいいものを選ぶようになります。
最高のものを見せておけば、大したこともない作品を 「世紀の傑作」 などと思い込まなくてすみます。つまらないテレビ番組に見向きもしません。
世界的映像詩人ユーリ・ノルシュテインが 「黒澤映画は観てないけど 「タイタニック」 は観た」 という学生たちに 「そんなもの観てると沈んでしまいますよ」 と言っていた。