「カナダの小学校は素晴らしい」 とかつて日本の学校で校長も務めたサユリさん。
今はお孫さんがカナダの小学校に通う。
「いろいろな人種がいるけれど、先ずやることは、それぞれの子供が自分の生活や習慣について発表するの。それでお互いが理解し合うのね。先生も理解するの。とにかくいじめをなくす、偏見をなくすということにすごく努力してるのね」
「日本は先生がもっと世界を知る必要がありますよ。生きてる世界が狭すぎるのに、それを指摘されると絶対に認めないね。だからいじめは悪化の一途だし、子供は自己表現できないし」 とため息をつき、
「大体、先生も自己表現できる人が少ないからねぇ。その重要性を大人が分かってないから。これじゃ子供たちがかわいそうね」
冷めたお茶を一口飲んでから 「日本の子達をカナダの学校に送ってあげる方法がないかしら・・」
先生に限らず、大人が一般的にそうなんでしょう。