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ジョーとセニーサ
ジョーとセニーサ_c0157558_17494815.jpgジョー・エストラーダはイースト・ロサンジェルスに生まれ育った。そこでは殺されなければラッキー。麻薬等の犯罪に走るのが一般的。
ジョーはボクサーになった。でもお金が極端になくて、麻薬の売買。逮捕され服役。奥さんにはバイバイされた。10才の娘、セニーサにとって一番つらかった、パパが大好きなのに。
セニーサは絵を描いた手紙を刑務所のパパに送り続けた。色も塗った。セニーサとパパが一緒の絵がたくさん。絶望の牢獄でジョーは受け取る手紙が支えになった。
「これはオレの宝ものさ」とジョーはその手紙を全部、大切にとってある。
やがて出所。ジョーはトレーラーを見つけて、そこにひとりで暮らす。いつまた悪い世界に逆戻りするか分からない。とにかく生活ができない。

「私がボクシングをやればパパと過ごせる」セニーサは考えた。初めてのボクシングで強烈なパンチを腹に受けた。普通ならそれで終わり。でもセニーサは耐えた、パパと過ごせる唯一の方法だから。
それがジョーを動かした。コーチを始めたジョーは、家を直す職人になった。自分がきちんとしないと人には教えられない。
毎日、パパに会えるようになったセニーサは練習を欠かさない。
彼女は14才でカリフォルニア州チャンピオンに。
「娘は誇り。俺とセニーサはずっと一緒なんだ」とジョー。

今、親子はオリンピック代表の最短距離にいる。

  ●○ 読者からのコメント ●○

今、日本で騒がれている親子とはぜんぜん違うね。
こういう子を、素直に応援するのが気持ちいい!!
by fighter_eiji | 2007-10-29 08:10
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