
インドでは1ヵ月間、下痢が続いた。
お尻の痛い、ボコボコのバスでの長ーい旅のあと、歩いて旅した村々ではトイレットペーパーもトイレもない。
そしてたどり着いたマザー・テレサの家。「死を待つ人の家」などの施設でボランティア。大けが、大病をしていてもろくな治療を受けられない人達。病気と飢餓に苦しむ赤ちゃんや子供を目の当たりにした。
インドでは学校に行けず、働く子供は当たり前。行き倒れて亡くなる人も多い。
これは友達のミカちゃんのインド、タイ、ベトナムひとり旅の体験。
あれから10年、ミカちゃんはふたりの娘を持ち、自社も立ち上げた。大変な日常の中で溜息。
私「ミカちゃん、心配しないで。なんとかなるよ」
ミカ「そうかなぁ。なるかなぁ」
私「死にゃあしないよ。あのマザー・テレサの家にいた人達を思い出して」
ミカ「あっ!ほんとだ!忘れてた」「・・・」「そうだね。あれに比べたらなんともないね」
↑写真: 死を待つ人の家