
古い家。えーい、つぶしてアパートにしろ!家賃が入る。
→美しい木造りの家は消えてセメント製の四角い箱ができた。
小さな空き地がそこに。それ駐車場にしろ!もうかるぞ。
→バッタの棲家(すみか)は相談もなく強引に奪われた。都会にかろうじてあった地面がまたコンクリートになってバッタ一家はどこへ行ったかだれも知らない。
駐車場が目立つように看板を。でも窓が見えなくなるし、この黄色じゃちょっと・・。いいよ、金になるから。
→壁は看板だらけ。
まだ70センチすきまがある。自動販売機がいい、一晩中お金が入るから。
→無駄な電気が使われ、住人が寝てる時に、酔っ払いがジュースを買うからガタンガタン。
販売機の壁も使おう。そうだポスター貼ろう!
もうすきまはない。完全に使い切ったぞ、心のゆとりも一緒に。