
学生の頃、映画館街に行くと、どれから観始めて、どうつないで、全作品を観るか一生懸命考えた。それぞれの映画から多くを学んだ。
10年ほど前から変わった。観たい映画がめったにない。大画面で見せられるゲームのような映画が増えた。単なる商品のような映画が並ぶ。
映画監督ヴィクトル・エリセが昨年のインタビューで言っていた「今、映画とは言っても、それらの95%は映画ではない。本来の映画とは倫理や道徳、人間の精神を描くものだから」
「倫理や道徳や精神」を教えてくれた監督たち:
ワイダ、ベルイマン、ルメット、アクセル、キェシロフスキー、カワレロヴィッチ、トリュフォー、ルノワール、ジョヴァンニ、ロメール、コルピ、デシーカ、コメンチーニ、サボー、カルネ、チュフライ、キューブリック、ヒューストン、ブアマン、ヴィスコンティ、モンタルド、ドレイヤー、キアロスタミ、アンリコ、リットー、ジンネマン、ペン、ジュイスン、キャプラ、マリガン、クレイマー、トランボ、アンリコ、アルドリッチ、アルトマン、フランケンハイマー、パクラ
映画は2時間。いいものを選らばないと時間の無駄。