
ボクシングの世界チャンピオンとナンバーワン歌手が恋に落ちた。チャンピオンは "鉄人"といわれた無敵の王者トニー・ゼールを破った。歌手はその歌声をジャン・コクトーが「芸術だ」と呼んだ。
世界タイトルマッチのためにニューヨークに向かう飛行機が落ちてボクサーは死んだ。公演のためニューヨークにいて、彼を待ちわびていた歌手は事故の知らせを受けたが、コンサート中の彼女は歌い続けた。その歌こそが恋人ボクサーのために書いた・・
『愛の讃歌』(Hymne a l'amour)
歌手の名はエディット・ピアフ。ボクサーはマルセル・セルダン。
新作映画『エディット・ピアフ - 愛の讃歌』は2007年9月公開。数多く作られたピアフの映画の中でも最高級の出来栄え。
「女性たちへのアドバイスは?」と聞かれたピアフの答え「愛しなさい」
宿敵ジェイク・ラモッタとの再戦のために飛行機に乗ったセルダンが残した最後の言葉は「勝つか死ぬかだ」