『男はつらいよ』 の寅さんは 「日本のマニュアル」 の生き方に従わず、旅をしたから人のあったかさを持った。
マニュアルを両親から押し付けられた満夫君は何十回も繰り返される就職面接の果て 「オレはテープレコーダーじゃねえんだぞ!」 と家を飛び出し、瀬戸内海の小島で漁師さんの手伝いを。
迎えに来た寅さんに 「おじさんさ。オレなんかでもここでは必要とされているんだよ。ここに来て、オレは初めて " ああ、生きているんだ "って思えるんだ」 と満夫。
東京に戻り、やがて寅さんは旅に出る。駅に見送る満夫が泣きながら 「オレもおじさんと一緒に行きたいんだよ!」