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東洋ライト級チャンピオン・大友巌
1987年1月22日、たったの13戦目の大友巌選手が、ベテランの日本チャンピオンに挑んだ時: 「エライ目に遭うだろうが、絶対に日本一になる」 と私は決心していた。
闘うのは選手の大友で、私はコーナーで口だけ動くんだけど。

その後の王座防衛戦: 「挑戦者の方が強い。でも、必ずノックアウトで勝つ。判定勝ち程度では到底、世界に行けない」 と考えた。
9人の挑戦者のうち7人を KO で退けた。

東洋太平洋チャンピオンに挑戦: 「絶対に KO する」と信じた。
試合開始1秒後から猛ラッシュし、第5ラウンドにチャンピオンを沈め、大友は新チャンピオンの座に。
5度の防衛をしているうちに、世界ランキングは3位に。

5回、世界王者になったレスター・エリスに挑んだ時: 「これで世界を獲る」 と気合十分。
スピード、パンチ力、すべてに上回るレスターに、コテンパンにされた

引退するための最後の試合は、あえて最強の挑戦者、グッシー・ナザロフを選んだ: 「ケガすることなく終わってほしい」 と願った。
判定でベルトを明け渡し、リング上で引退宣言。

大友が頑張ったおかげで、私の青春は1000% 充実していた。
脇目を振らなかった。
ありがとう、大友。
by fighter_eiji | 2008-01-08 02:13
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